大麦小麦 ビアカフェDAYS ver.2

長野県・八ヶ岳のふもとから送る、カフェの気取らない日常

これこれ、これですよー!

 ここ最近、ほんとに涼しい毎日です、っていうか寒い。
このまま夏が終わるのでしょうか。
そんなことはないと思うのだけれど。

 さてさて、最近は夏の名物「ドライトマト」をがんがん仕込んでますよー。
 お客様からも催促のリクエストがくるほどです。

 このトマトはじゅんこ農園さんに数年前から育ててもらっているのですが、
今年はすごーい豊作です。

 最初の頃は桃太郎やプチトマトなど、いわゆる生食用でもやってみたのですが
乾燥に時間がかかったり、かびがすぐ生えたり、仕上がっても凝縮された味にはなりませんでした。
 やはり加工するには加熱用のトマトが向いているようです。
輸入のホールトマト缶などにも使われている、長細い肉厚のもので、そのまま食べてもあまりジューシーではない品種です。

 じゅんこさんは今年は大小2種の加熱用トマトを約10本以上植えてくれました。
 一週間に一度収穫に行くだけで、約100個は採れるのでは?
 トマトは連作障害があるようで、毎年場所を変えて植えてくださっています。
 いやー、ありがたい!


 写真は半分に切り種を出し、3日ほど冷蔵庫で乾燥させたもの。

 取り出した種も網でこし、水分を集め、煮込みやトマトソース、ラタトィユなどに使います。


 そして100度ほどのオーブンで2~4時間。
焦げないようにスイッチを止めたりしながら・・・・・

 こんなに小さくなっちゃいました。
これで約300個もあります。
 
 しかしこの状態で、んん~味が濃いいー。
野菜の青臭さはなくなり、酸味と甘みが重なっています。トマトじゃないみたいなダシのようなうまみもあります。これぞ珍味!
 太陽の下でじっくりドライにさせたいところですが、湿気の多い日本の夏ではやはりきびしい。
 でも味は大地を凝縮したような健康な味がしますよ。
大麦ではこの後、アンチョビなどやオリーブオイルでマリネして保存しています。
もちろんそのままでも、パスタや白身魚、お肉などとも相性ばつぐんです。



おまけ写真・・・

 ローズマリーと同じ色のカエル。(やんなっちゃうくらいたくさんいます)

                        (こむぎ)